詩・プチ権力者

預言者は語る
誰もが許されねばならないと
だがその言葉は文明人の心には響かない
許すも許さないもない
彼らに許しを請わねばならない罪など犯した覚えはないからだ
でも「ま、いっか」
そんな許しを誰かに与える時
己に何かしらの権限があるような錯覚をする
その時彼はプチ権力者
安易に手に入るその快感が忘れられず何度も繰り返す
そしていつの間にか無自覚な中毒者になっているというわけ
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